ピンポーン

誰でしょう?なんてドアの所へ行って覗き窓を見ると見慣れない人が一人
セールスなのは格好見れば一目でわかったが、とりあえず開けてみた
 
「こんにちわ〜、大家さんの方から言われて浄水器の取り付けに参りました」

はい、アウト
大家さんとは会った時によく話すし、何かあればポストや掲示板使って連絡してくれる丁寧な人
ぶしつけにセールスマンよこしたりはしません
撃墜モードにスイッチ入れて話を聞く
 
「この浄水器は・・・」
商品説明しつつ、所々で大家さんからの言いつけで来ました〜の雰囲気出すので適当なとこで
「ところで、この浄水器の取り付けって大家さんが決めたの?」
はっきり言わないからはっきり言わせてみる
「あ・・・え・・・」
青木さ○か並のエビルスマイルたっぷりに
「お引取りください」
お帰り願った
 
この後ふと思い出したのだが、私の地元には宗教系の妙な集団がいる
各家庭を訪問して、「あなたのために祈らせてください」「ご奉仕させてください」と言って
玄関先で祈ったり庭掃除をしていき帰っていくという不気味な集団
何が不気味って対価がないから
お金求めたり「○○をよろしくお願いします」とか宣伝していくならわかるがそれもしない
こうなると家庭の様子を探りに来たか?とか勘繰りに走るしかないわけだが
「タダより高い物はない」とは正にこのことかと思う
 
「相手の立場に立って考える」とは良く言ったものだが
それをすることで相手自身は何を得るのか
と考えると一見しただけではわからない色々なことが見える
一口にボランティアと言っても、人に誉められたい、喜ばれたい、就職のためのネタ、とそれは様々である
内容の良し悪しに関わらず、その「得る物」が不明確な人は警戒した方が良いと自負している
とはいっても
「相手のために料理作って、こんなまずいもの作ってんじゃねーよとか罵倒されると何か嬉しいんですぅ」
それをすることで相手自身は何を得るのかは人それぞれ
とある芸能人の一言で捻じ曲がった
今日はこんなことを考えてみた