お局様

「ねえ、あなたたち何回言ったらわかるの?」
「もう私こんなこと言いたくないんだけど」
うちには庶務課があり、まあ会社の色々な作業を受け持ってる部署がある
詳しくは知らないが、ベテラン一人にまだ経験浅い部下が二人
あれこれよく怒号を飛ばしているが、先日、上のようなことを
説教していたので吹いてしまった。
 
古臭い説教台詞、って程度で済めばいいけど
よーく考えてみよう
部下を動かすことが上司の仕事なのだから、自分で無能ですと大声で言っているのだ
本人そんなつもりはサラサラないので吹いたと知られたら私も身の危険が迫るが
自分の無力を部下に当たる滑稽な構図にしか私には映ってない
 
単純に言ってわからないならアプローチを変えればいいのである
例えばまだ仕事の流れを掴みきれてないなら手順書を
ミスが多いのであれば気をつけるべき点をチェックリストに起こせばいいのだ
部下が怠慢してるのであれば人事に掛け合って、配置換え等するのも手だし
(ちなみに怒られてる二人は怠慢してはいませんのであしからず)
自身に対して反発してくるのであれば、自分を省みたり、対話を取る必要がある
それをただ一辺倒の説教で通すのは自分にも部下にも不幸を招くだけ
 
マネージャってのは部下を動かして仕事を遂行するためにいる
部下が動かないならマネージャの責任なのだ
古い日本的なマネージャはよくここを履き違えてる気がする
終身雇用と年功序列があったからこそ、部下は上司に絶対服従して動いていた
だからこそ「部下を納得させて動かすマネジメント」は今の日本人苦手で
これからどんどん修正していく必要のある課題なんじゃないかな
 
あーあ、また怒ってるよ
私より若いのに、そんなんじゃこの先危ないんでない?