中間業者

「間に立つ」というのも大変な仕事ではあるが
それに意味を見出せるか否かは別の問題である


どの業界にも存在いわゆる「中間業者」が存在する
物流分野の「小売店」に対する「卸問屋」がわかりやすいだろうか
一例として"産地直送"というと新鮮で良質な物が安く手に入るイメージが一般的だが
よく考えてみると産地直送≠良質である
逆に消費者自身に商品の目利きがないなら低質の物を送ってもわからないという落とし穴にもなる
だからこそ"一括して目利きを行う"ことが中間業者の一つの価値である


物流分野に限らず各種の中間業者がその役割を果たしているかといえばNO
ひどいとマージンだけ取って左から右へ流すだけという場合もある
(いわゆるピンハネ)
無論こんな業者はとっとと抜いてやりたいとは思うのが普通だが
"作り手の納品窓口も一括して持っている"場合がほとんどのため
業者と取引を中止する=仕入れが不可能になるという事態に陥る
そのため例え費用対効果が最悪であっても取引せざるを得ない状況になる


時折、中間業者不要論が上がるが、単に一掃したらいいという物ではない
ピンからキリまでとは言え、何かしらの意味があるから中間がある
ただその中間が独占状態になっていたら非常に危険と言える
(中間が仕事をしていないのが明白でも取引せざるを得ない状況になるため)
「おたく、高い割には質良くないね」と文句出る前に手を打つ方が良いだろう


口で言うほど簡単でないのが現実ではありますがね・・・
ex)他に問屋がない、グループ会社だから、商品分野が多岐で管理できない、ルール上中間を経由しなければならない


とりあえず座ってるだけの中間管理職をどうやって抜かそうか
仕事してないから不要というのを証明するのが難しいんだよな・・・