BOTの巣窟

どっかのサーバーのようです


自宅メインPCを誠意リカバリ中であるのだが
実はクリーンインストール3回目だったりする
と、いうのもインストール終わりインターネットにつないだ10分後には
ウイルスに感染してしまうから
いくらなんでも、IPアドレス違うのにこうタイミングよく感染するのは考えづらいので
データを残してあるHDD内から感染してる可能性が否めないが
現状では各種チェックかけてもデータHDDの方からは何も出ない


よくwinlogon.exeにとりついて発動するウイルスを見るため、結構主流な方法らしいが
その主流たる理由がよくわかった
セーフモードにしてもwinlogon.exeは動いているから上書きできないのな
コマンドプロンプトモード起動にしてもばっちり動いてるし…
Win9X系だったらセーフモード最強だったが、2k・XPはそうでもないらしい
とりあえず、オフラインの状態で各種チェッカーとFWソフト動かしておいて
その上でネット接続してブロックできるかどうかかな
それで無理なら別のHDDにLinux入れてそいつから起動
んで、必要なデータのみ退避させて全部消すしかなさそうだ
どうやら年末の休みはこいつのリカバリ作業に充てる羽目になりそう


んでもWin2kでこんな作りだと、WinVistaとか大丈夫なんだろうか
Linuxのシングルユーザーモードに相当するくらいの起動方法がないと
とってもやばい気がするのだが…



「デジタルの粋を集めてアナログを作る」
こんな皮肉を聞いた覚えがあるが、あながち冗談ではなくなってきた


HONDAのアシモなどロボット産業の進歩がめざましくなり
憧れのメイドロボットができる
ロボットに仕事をさせて楽ができるようになる
そんな夢が見えてくるわけだが




ユメカラサメナサーイ


というのが私観
というのも、ロボット産業が主流になったときを想像するとわかる



とある人の一日が始まる
朝時間になるとメイドロボットが寝ている彼を起こしに来る
いつもの決まった時間の、仕事に出るにはちょうど良い時間に


眠い目をこすって起きると、着替えの服と朝食が準備してある
もちろん、服のアイロンがけと暖かい朝食なのはぬかりない
そして顔を洗い、服を着替え、朝食食べ、いつもの時間に家を出る
だらだらしていても時間をちゃんとメイドロボットが見てくれているため遅刻することはない


会社へ到着する
その会社はロボット産業では有数の企業で、設計から製造、販売まで行っている
彼はその会社でも中々立場のある方だ
オフィスに入ると、いつでもフロアもデスクも綺麗な状態だ
清掃ロボットがいつでも綺麗な状態に維持してくれるからだ
例え手を滑らせて朝のコーヒーをぶちまけても、すぐに綺麗にして替えのコーヒーを出してくれる
仕事に集中できる万全の環境なのだ


仕事は会議から始まる
いかにして生産台数を伸ばすかから始まり、どうやったら売れるのかなど非常に多岐に渡る内容だ
各部門の担当と衝突することもしばしば
しかし会議に支障はない、議事進行ロボットがいるからだ
発言から挙動ひとつの記録はもちろん、口数の少ない人に話を振るなど
最適な会議進行が行われるため、無駄のない会議が進行する


会議が終われば生産ラインの視察にいく
大半は自動で生産されているものの、やはり最終チェックを行うのは人間である
半自動化された生産・検査作業を人間の目で異常がないか確認するのだ
とは言っても実態はビーというエラー音がなったら機械を止め、異常個所を見て
部品が詰まったりしているのを取り除くだけ
それが終われば再度スイッチを入れて生産ラインを稼動する
それだけの簡単な作業だ
後の作業はロボットたちが高速でしかも正確に部品を組み立ててくれる
やはり基本作業を自動化し人間の手をわずらわせる必要などないのだと彼は再実感する


仕事が終わり家へ帰ればメイドロボットが待っている
綺麗な部屋と温かい料理とメイキング済みのベットを用意して
今日も一日が終わりいい仕事をしたと一日を振り返る
ロボットのために働き、よりよいロボットを作り出し、そのロボットが自分を楽にしてくれる
しかしふと彼の頭によぎるのは
いつの頃からかロボットに働かされているかもしれないということだ
ロボットは文句ひとつ言うことなく忠実に働いてくれる
もちろん彼らがどう動くかは設定ひとつであり、それを決めたのは確かに自分だ
しかしそれに合わせて動かされているのではないか、そんな気がする
電気を消しベッドに入った彼は傍らに佇むメイドロボットを見る
ロボットはその問いに答えることなくニコリと微笑み返すのであった




なんか星新一っぽい短編できてしまったな
ま、いいか