What are you Doing?

みてくれにこだわるのはあまり良いことと思わないが
見える形に「する」ことは思いのほか重要だと私は思っている


http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0604/17/news012.html
インスパイア元はここなのだけど
これを読んで思うことがあるので私なりに書いてみる
コデラさんと同じことを言っているかもしれないが
それは焼き増しではなく私が共感している部分と読んでもらえるとありがたい


何かを「する」となると基本となる4サイクルがある
1、知る(調査、解析、分析、問題点の洗い出しとその根本原因を調べるなど)
2、考える(問題点の解決方法の模索)
3、する(解決方法の実行)
4、見直す(評価、反省)
これらはちょっと眠くなりそうな本なら似たようなことを書いてあることが多い
書き手によって5つに増えたりするが似たり寄ったりだ
これらは1から3までで終わりの場合もあれば(反省不要の一過性のもの)
1・2・3・4・1・2・3・4・1・・・とひたすらにループするものもある


たとえば私は明日、物品購入の見積もりを出してきた営業と交渉する


ます「知る」フェーズでは見積もりを精査して
おかしな点、値切りをかける点を洗い出す
また休日作業の割増比率が5割は高すぎだから2.5割にするべきだろうと考えるのもここ
人によってはここを「情報収集」と「分析」でフェーズわけする人もいる


そして「考える」
見つけたおかしな点をどうやって追求するか話の展開を考える
休日割増料金の比率を2.5割に落とすためのネタを考える
どうやって総合を7割引にするかを考える


そしてそれを「する」
これを実際にその営業に話をして展開しなければまさしく絵に描いた餅


最後に「振り返る」
なぜ最終的に5割引き程度で丸められてしまったのか
その原因はなんだったのかを洗い出しておき
次の交渉の時には今回よりも良い結果を出せるようにする


この4サイクルがぐるぐると回ることで結果が徐々に質が高く、早くできるようになる
同じ失敗を繰り返さない人というのはきちんと反省し
初回の「振りかえる」から次回の「する」までにそれがきちんと反映されている人
逆に同じ失敗を何度も繰り返す人は「振り返る」が欠落しているか
振り返ってもその内容が次の「する」までつながっていないかどちらかだ


同世代を見てて思うのは自分を含めて「3、する」まで到達しない人が多いことだ
卑屈や皮肉でも何でもなく私より賢い人など周りを見てもゴロゴロいる
だから「1、知る」「2、考える」が段違いに正確で速いのだ
ところが「する」段階へ行かないのである
「疲れる」「私がすることじゃない」「誰でもできることだ」「いずれやる」「私にはできない」
しないことをいい訳するための考えるフェーズも非常に早いらしく
これまた舌を巻くほど色々出てくるが最終的に「解決をしない」


これの最大の問題は「結果が出ないこと」と「する段階で初めて知ることを知れない」ことにある
前者はそのままに
後者は私のAjaxのLaboがいい証拠であろう
サンプルどおりに打って全く動いていないのだから
だがこの試行錯誤「する」ことそのものが何よりも財産になることを色んなことから教えられている


失敗なんぞできるところでたくさんしておけばいい
私のLaboが失敗作で埋まっても苦情がくることはまずない
無論すべてが自分の内輪でできるわけでもないからそんなときは伝家の宝刀
「やったことないし、失敗するかもしれないけどやらせてください」
例え失敗したところで「失敗したという結果」そのものが何より自分の財産になる


今日のタイトルは昨日戦った古巣のギルドへ捧げる
「自分にはできない」と騒ぐ前に下手でもいいから「やって」みたらどうかね?