古いバイブル
EVANGELIONを久々に見る
再放送ながら高校時代は食い入って見ていたものだ
今でもスロットになっていたり、キャラやEVAのフィギュアが出ていたり
キャラが一人歩きしているようだが
私としてはそういうものよりこの話のテーマが好きである
改めて見直して思ったのは、やはり自分が思う以上にこの作品の影響を私自身受けているなということ
「自立」「他人を他人であると認めること」「なぜ今そうしているのか、という全てに答えを求める」
私は哲学書など開いたこともないが、哲学に触れたことのある理由はここにある
当時は見ていてわからないことも多かったが、今見返して改めてわかることもある
主人公に自分を重ねてみていたこともあったが、今は一歩下がって見ていられる
そこに少しだけ時間の流れを感じてしまう
今があるのは何より過去の自分の積み重ねで
放っておいても変わってしまう今を自らの意思で変えていく
成し遂げて喜ぶ日もあれば、躓いて悔しい思いをする日もある
例えボロボロになって力尽き果てても、そこでまた得られるものがあって
それが次の時間を刻む
無くしたまま見つからないものもある
捨てて二度と戻らないものもある
でも時間を戻したいと未だ思わないのはその中で得たものもあるからだ
それが等価であるかはわからないけれど
バイブルは私に色んなことを考えさせる
楽しいことばかりではないけれど
そしてゆっくりとページを閉じたら
丁寧に棚の奥へとしまうのだった