総裁戦

ニュースでは必死に二位が誰になるかで煽ってるけど
それが次回に生きるわけでもないのだからぶっちゃけどうでもいい


むしろ10年前の「誰が総理になっても一緒」の空気から
もう総理に誰がなるから決まっているのに「7割が総裁戦に興味ある(日テレ調べ)」となったことは
どこも取り上げないのな


最近R25のインタビュー記事をまとめた本を読んでいる


色々な有名人が出て、それぞれに色々なことを語っている中で
個人的に面白いなと思ったのが唐沢寿明


別に今まで名前を知っているくらいで、なんか目立った印象はない
ちょこちょこドラマや映画、CMに出てるなあくらい


でも記事を読んで思ったのは
「自分」を徹底して知っているのと「自分」を変えることにためらいがない人なんである


引き合いでジョハリの窓の使うと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%AA%93
常に「盲点の窓」は「開放された窓」へと引き込んでいきながら
「未知の窓」を「開放された窓」か「秘密の窓」まで引き込んでいくのである


まずこの人はスターではない
自身も語っているが「山口智子のプライベートに興味を持つ人はいるが、俺のプライベートに興味持つ人はいない」
ただ舞台やTVに出てもワーと盛り上がることはない
その場へ出て行ってずっこけるなり何かをして初めて観客が盛り上がる人なのだ
そういったことを自分の口から喋っている辺り
すごく自分に厳しい人であり、現実を直視できるだけの人だと思う


俳優という職業柄もあるのだろうけど、一度やってみようと違う人格になってそれでいいかなと思えば
そのままなりきってしまうこともあるらしい
昨日まで無口な人がいきなり明るく和やかに振舞っていたら気味が悪いとは思うが
そこですごいのは「自分」を保てていることにある
俳優に限らず演じることに慣れている人は特に「自分」を見失いがちになるが
この人は失わないのである
正確には昨日と今日の自分が180度違っていてもそれが「自分」だと言い切れる人
全く新しいことをためらいなく始めて、なじめていける人なのだ


そして同時に捨てることにもためらいがない
今は俳優のプロではあるが、もし俳優ができなくなってもラーメン屋で働いていくこともできると言う
別に俳優をやりたくないわけではないし、今は俳優業を突き詰めてやっていっていると思う
でもできなくなったらできなくなったでそれにはしがみつかず、すぐに切り替えられる
そんな人なのだ


あまりこういうタイプの人って表に出てくることがないから
なんか読んでてとても新鮮な気がした
理想的・・・と呼べるかは別だけども、アリかなって思えるそんな人柄