著作権の延長は料金いくらになりますか?

まあ延長するために料金払うわけじゃないけども :P
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/27/news010.html


このあたりから見ても小泉さん辞めてからボロがいっぱい出てきたな
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061127-01-0101.html
格差格差言ってる割には弱肉強食*1が進んでるよねえ・・・


まあそれは余談として、本題は著作権。
結論から言えば私は中立、というか金銭系の計算ができないから賛成/反対を言えないが正しいかな。
コデラさんの記事でもカネと名誉を著作権者と著作者で分離して考えてるので
それを拝借してここでも話を進める。
んで、中立なのは著作権者と著作者の権利バランスが著作権者に偏りすぎではないか、というコデラさんの記事見て
実は全くピンと来ないのである。
まあ世に出すような著作物持ってない身だし、著作権者として報酬をもらったこともないので仕方ないかなとは思う。


で、一個読んで思ったのは、ここに来て著作権期間の延長が挙がる背景に著作物のデジタル化が進んでいるというのがあるんじゃないだろうか。
一般で最も顕著なのはiPodやHDDレコーダなどの音楽・映像のデジタル化だろう。
アナログなカセットテープやビデオテープから、データ化して保存するのが当たり前になりつつある。
アナログ保存はコピーを重ねるごとに劣化していき、ある程度でコピーが止められてしまうが
デジタルになればコピーの上限は理論上ないと言っても過言ではない。
海賊版は昔からないことはなかっただろうが、昔と比較して今の方が圧倒的に海賊版など作りやすいかと思う。
これで地デジが始まれば映像関連ではさらに悪化する可能性は高い。(CRMで制限かけているとは言え、それを壊したりスルーする手段は時間の問題で開発される)


もっとも著作権期間を延長したところで本質的な解決は何もしない。*2
守られている物はより守られ、守られていない物はそのままだ。
取れないところから取るようにする解決ではなく、取れるところからさらに取って帳尻あわせしてるだけだ。


デジタルの著作物に既存の法が合わないのはもはや明確である。
じゃあ帳尻あわせしてるだけだし、イラナイ団体なら滅べというのは簡単な理屈だが、課題は残る。
何よりもデジタルの著作物を守るにはどうしたらよいか?という壮大な課題。
少なくとも然るべき立場や権力、頭を持っている団体なのだから、守るべき物*3を守るため手段を考えてもらえば良いのである。


ちなみにこの壮大な課題に最も表立って抵抗しているのは私としてはM$ではないかな、と思っている。
同じ目的と同じ立場*4を持つ者同士として知恵を出し合うのも一つじゃないかな。

*1:既得権者が生き残る悪あがきかね

*2:どっちかと言うと泥沼化

*3:著作権と自分の立場

*4:同じ穴のムジナとも言える