来年の流行語はホワイトカラー・エグゼンプションにしよう

今年のが出たばっかなのに気が早いとは思うが、結構重要です。


このホワイトカラー・エグゼンプションって何かと一言で言えば
サービス残業しても残業代なんて出さないぜ、ベイビー」ってくらいアメリカナイズな制度のこと。

詳細はWikipedia
を見てもらうとして概要は
・残業は自己責任において行う。故に企業側から残業代を払う必要がない。
・仮に過労死しても労働者の自己責任で片付けられる可能性が出てくる。
・ホワイトカラーと言いつつ、労使合意の上で届出が行われればブルーカラー系業務でも適用される。
・適用する年収は400万円以上から(月33.3万円以上、賞与2回分で計4ヶ月払われるとすると月25万円以上から適用)


しばらく前にこれ見てなんでこれ騒がれないんだろう?って不思議に思ってたのだけど今日その詳細が出ていた
こちら
・・・
はっはっは


(#゚д゚)ゴルァァァ!


久々の最大サイズフォントだが、使うに値する内容だと思う。
裁判するための法律制定のためにこんなもの付加して制定されたらかなわんのだが。


んで、これが成立すると一方で残業だらけでカラダ壊すほど働いてるのに
他方で職にありつけず働けない人がいる不均衡が今現在あるのだがこれが加速する恐れがある

Wikipedia
の影響範囲の項目(真ん中よりやや下)ケースAやケースBのようなことが起こる可能性がある。


抜け道はないことはない。時間清算する契約社員やフリーランス(個人事業主)化である。
時間契約なので月150-180時間いくら、それを超えたら1時間いくらなので完全に残業は清算されるしホワイトカラーエグゼンプションの対象外になる。
ただ当然それ以外のリスクが増えるのでお世辞にも上策とは言えない。(どちらかというと自爆寄り)


ちなみにこれの導入理由(財界側)のひとつに「国際競争力の低下」とあるけども
ダラダラと居残って残業代稼いでるから国際競争力が低下したなんて理屈はどっから出るんだ?
バブル期とと90年代後半と現在の教育投資額並べてしゃべってもらいたいもんだ。
求人広告には手取り足取り教育します、なんて書いておいて現場に放り込んで終わりなんてザラに聞く話。
そこに国際競争勝ち抜く人を育てる人材育成術がどのように入ってるか教えてもらいたいもんである。
もっともこんな破綻した理屈を厚顔無恥に押し付ける輩が育てる人なんぞ、時間と金かけたところでたかがしれる気もする。


あー、くそ腹立つ。できることなら経団連会長の御手洗っておっさんトイレに突っ込んで流してやりたい
(*'▽')だって相応の形容詞しか付けられないし。