国際競争力

「我が社も日本国内という小さな視点ではなく世界に通用する企業でありたい。
国際競争力をつけるためにはどうしたらいいか?」
「ご安心ください社長。すでに我が社にはスーツを着て出勤する社員と各自のデスクがあり、筆記用具がそろっているほどの
国際競争力がついております。裸足で仕事をしている国とは違います。」


「欧米諸国を基準にせよ。」
「ご安心ください社長。夕方の5時で店を閉めるようなヨーロッパ諸国と違い、我が社の社員は
夜遅くまで働き、休日出勤もいとわない社員ばかりがそろっております。」


「アメリカでもそれくらい残業をする会社はあるが?」
「ご安心ください社長。彼らは疲れきっております。あのような働き方を続ければいずれ崩壊するでしょう。」


「それは我が社も同じことではないのか?」
「ご安心ください社長。こちらには中国があります。あの国から人を連れてくれば良いのです。
中国人は勤勉で良く働き、最近は知識や技術で日本を凌駕しつつあります。彼らの力を使えば欧米諸国にも負けることなく
我が社の発展が見込め・・・」