良い買い手

昔知り合いに飲食店へ行き「金を払えば何をしても良いと思っている」と言われ、とても違和感を持った覚えがある


本当にそうするかは別として、極論出された料理を卓上の調味料ふりかけまくって席を立っても
立場上店の人は何も言えないんである。


個人的に元バイトで料理人の端くれしていたこともあり、飲食店では可能な限り残さないように心がけている。
例えおいしくない料理であっても、一応たいらげるようにしている。(またその店にいくことがないと思うが)
もし嫌いな物があれば頼まないし、少なくともそれ以外は完食はする。
まあさすがに宴会の席だと守れていないのが現状であるが・・・。


これをして何の得があるかと聞かれると、きっと何もないと思う。
良い心がけだとほめられることはあるかもしれないが、それ以上に
自分が必死で作った物をロクに手もつけずに残されるのがとてもイヤだったから、同じことをしたくないだけである。


最近は色々厳しくなっているせいか、サービス品質なんかを問われることは多いが
反面買う側の方は不問であることが多い。
お客様は神様です、という名言はあるが、心ない客に心を込めたサービスなどネコに小判だと思うのが心情である。
それでクレームつけるなら他所へ行ってくれる方が店にも客にも良い話だ。


別に店員さんにサービスする必要はないけども、少なくともサービスする側が気持ちよく仕事できるように
こちら側も振舞えば、お互いがプラスになるんじゃないかなあと思ってみたりする。
ジレンマではないけども、囚人のジレンマに構図ぴったりなんじゃないかな。


我ながら時代の速度に逆行するOldな考えしてるなあ、と思いつつ本日のエントリを書いてみた。