問題の根っこはどこにある?

http://www.ohmynews.co.jp/news/20070428/10570
記事のタイトルが「テレビ」と区切っているが、実質は捏造問題を通して
報道のあり方に問題を投げかけている。


私が見た中では、この記事が一番この問題に対して濃密に書いている。
(気が向けば報告書もリンクがあったので読みたいけど、多分そこまでではないので読まないと思う。)
大半の人は「今更この話?」と思うだろうけど、実際ニュースでワーワーやってる間など
"問題が起きたこと"だけ知れれば後はどうでもいいと私思っている。
むしろある程度熱が冷めた後に出てくる色々調査され分析された専門家からの見地と
その問題の根本が分かることの方が重要だと思う。


ちなみに、ニュースでワーワーやってる間でもポロポロと「専門家の話」みたいなのが出てくるがあれは論外。
(VTRの短いインタビューや、番組のコメンテーターを含む)
事件発生からの調査時間も専門家が喋る時間も短いのだから、真実味は薄い。
喋る時間が短すぎて真意が伝わらないか、根本的に適当なことしか言ってないだろう。


報道が信用できないならどうしたらいいんだよー、と思うかもしれないが
結論は報道を信用しなければいいと思う。
報道でメシを食っている人間は少なからず「利害関係」からの制約を受ける。
会社であればスポンサーについては悪く書けないし
記者であれば自分の会社(もしくは仕事を請けている元)のことは悪く書けない。
もちろん理想はそんな縛りがないことだけど、それはあくまで理想。
そういう縛りがあるし、その上でなんでも書けるわけじゃないことを見る側が常に意識すればいいと思う。


そして「今自分の聞いている情報が有償であるか」を知っておくことが必要だと思う。
調査機関から買った情報などは明白であるけど、たとえば会員にならないと受けられない情報であるとか。
というのは、結局聞き手にとって無料の情報は広く知られても問題ない情報か
広く知られることで誰かが得をするような情報でしかないからだ。特に後者は宣伝的な物が多い(負の宣伝も含めて)


情報化社会なんて呼ばれようになって、情報を人の手で運ぶ時代から、光の速さで伝わる時代になった。
それは私のしょーもない頭の中が文字を介して会ったことの無い人に伝わるほどに。
そしたら今度はそれを読み手が選別して、自分に取り込むスキルが必要になるんだろうな。
伝えられた情報がどこまで真実なのかと、それが自分に必要なのかの選別が。


ちなみに、「こんなネタを無料のブログで書くなんてもったいない」と言われたことがあるが
それは私にとって得があるから書いているんである。まあ、元々ボランティア精神も薄いし。
じゃあ、何が私にとってこれが得なのか?は・・・CMの後!
としておこうw