貴方の携帯電話は貴方だけの物であるから・・・。

一件の某研究員の日記と、昨日マスタとポロポロと話した内容を足してみたらちょっと怖い結論になりそうだ。


iPhoneが注目を集めたばかりなんだけど、正直iPhone自体はどうでも良い。
が、この存在が携帯電話をスマートフォンに促す一因になるかなと思っている。
携帯電話にもWindowsやLinuxといったOSが載り、そのアプリを開発し
色々な機能が使える物が出てくるようになるんじゃないかなと。


で、アプリが自由に作れる環境が生まれる=ウイルスも作成できるようになるんじゃないかなと思うわけです。
ただ、マスタと見解が一致したのは「増殖」や「破壊」をするウイルスより
情報を抜いていくスパイウェアに分類されるものがほとんどになるだろうなということ。
その方がバレにくいし、悪意ある者から見ても有益な部分が少なからずあるから。
まあ足がつきやすいのはあるんだけど。


http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20080710.html
で、こちらの日本のインターネットが終了する日という過激なエントリで記載されている
契約者固有IDの送信が携帯電話の世界でデフォルト化しているという話と結びつけると
実に怖いことになるんじゃないかなと思い始めた。


スマートフォンが「携帯電話網につながるPC」か「PC化した携帯電話機」かと言えば後者に分類される。
個々のPCがID化される以前に、ID化されたPCが今後普及する可能性が生まれていると思うのです。


この契約者固有IDとスパイウェアの話を混ぜると
契約者固有IDを含めた各種個人情報を引っこ抜くスパイウェアが誕生するんじゃないかと思うのです。


で、スマートフォンがそうなるかはわかりませんが、仮に今私の携帯電話から
ありとあらゆる情報が引っこ抜かれるとすると個人情報漏洩どころかプライバシー垂れ流しレベルなんですよね。
通話記録から、メールに至っては送信・受信全部残ってるわけで。


さらに、この携帯からどこぞのサイトで入力した本名や住所などなども合わせて抜かれた場合
どこに住んでる誰さんが携帯を通じて行ったこと全部見えちゃうなあと思ったりするわけです。


まあこういうソフトが生まれたら、アンチソフトが生まれていたちごっこが始まって…という流れは
PCと同じ流れをたどるのだろうけど、物が物だけに仮に一回でも情報が漏れたら多大なダメージなるんじゃないかな。


ウイルスを作ったら法律で罰するとか、セキュリティを施すとか対策は色々行われるだろうけど
一度流れ出した情報が消えることがないっていうのをインターネットが実現してしまった以上
気を付けて使わないと危険なんじゃないのかなと思ってみたりする。