悪徳商法を見破る発言集を読んでみた

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20080806/p3
いくつか聞いたことあるなあ、と思いつつちょっぴり補足。

「詳しくはお店の方で」

基本的に相手の召喚した場所へ行くことは極力避けた方が良いです。これはHomeとAwayの概念による。


名前のとおりHomeは自分の陣地、Awayは相手の陣地。相手が召喚するのは相手のHomeであり自分のAwayであるってことです。


営業の特に交渉が絡む場面は特にそうなのだけど、基本的に自分のHomeで行う方が有利に働くのですね。
いやいや、Awayだろうがしっかり断れるよって言ってる方は

「オレは大丈夫だから」

に該当するので注意のこと。


Homeはまさしく自宅だったり、行きなれた店だったりする自分の勝手がわかる場所。営業なんかだと自社に呼び寄せる場合はHomeになる。
些細な部分なんだけど、周囲にある物やその位置を把握してたり、場合によっては仲間を呼び寄せやすいというのがHomeの特性。
「トイレどこ?」「あっち」っていうやりとり一つでパワーバランスが決まってしまったりすることもある。


Homeの場合、全体的に発言や態度・行動が強気に出やすく、また緊張が相手より低いため冷静で居やすい。Awayの場合はその逆。
悪徳に限らず、地の利でこういうのがあると、席についた時点で 相手>>>>自分って状態になる。
面接なんかでAwayに出向く時、こちらが緊張しやすいのに比べ、面接官が余裕しゃくしゃくなのはこういうのが効いてたりする。


HomeとAway自体は相手と相対的に比べてどちらがその場に慣れているかというのがポイントなので
自社内で社員同士が打ち合わせする場合や、両者共初めての場所の場合はこれが適用されないです。


細かい部分と言えば細かい部分なんだけど、地味に効くのが面白かったりします。
クレームで乗り込んできた客を「折角なんでおいしいコーヒー出します」と言って自分のなじみの喫茶店で場を作って
逆に相手を萎縮させるなんてのもあったりします。