COBOLは化石じゃない

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080906/314277/
その通りだと思う。しかしCOBOLで作られた歴史あるシステムの仕様を握り込む奴は化石だと思う。


改良するにしても既存がどうなってるのかわからない、ドキュメントもないからベテランに聞くしかないというのはCOBOL絡みでよく聞く。すべてがそうだとは言わないけど。


多少古いVerでもある程度の仕様書があれば、改良だろうが設計はできる。もちろん差分から来るテスト工数の増大は見越す必要あるけど。
それをいちいちヒアリングしなきゃいけないなんて、手間にも程があるというもの。
挙句「俺が居なきゃこのシステムは・・・」なんて透けて見えた日には・・・とも思う。
COBOLの何が嫌がられてるかって、後のことを考えず作った結果のケツもちさせられる羽目になることだろう。
だから下の世代はJavaだのPHPだのを学ぶ。


そういう意味では20年くらいしたらJavaPHPで同じ憂き目を見ないとも言えないけど、今の業務系はこれでもかってくらいドキュメント残すので、とりあえず業務系だとなさそうだなと思う。
Web系でXP文化を全面的に使ってるところは、15年くらいした時に歴史を繰り返すのかもしれない。
(実際XP文化の現場でやってた人は引継ぎとDBのスキーマ定義以外資料書かないと言っていた。)


技術に対して化石なんて呼ぶ人はあまりいないだろう。NFSを正直使いづらいと思ったことはあるけど。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。その袈裟がCOBOLだったり汎用機だったりするんじゃないかな。