情報漏洩という行為の末路

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090113-00000017-zdn_ep-sci
年末くらいに個人のUSBメモリが持ち込まれてたことが発覚して職場大騒ぎになっていたのだけど、
実際に漏洩まで至るとどうなるかの一端くらいは書かれているのかなあということでネタに。


ちなみに個人情報って漏洩すると損害賠償いくらなの?と計算式を出すとこんな感じ。
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=930


具体的な例を挙げると、氏名+電話番号を漏洩させると1500円。
年収や口座残高、借金などのデータと氏名+住所が入っていると45000円。


元々は判例を元に基礎金額500円として、それぞれ精神的苦痛と経済的損失から倍率が決まる計算式だけども
いやいやふざけんなよってくらい安いんである。


が、そんな金額以上に問題なのは漏洩させた人である場合、記事のとおり同水準の仕事にありつけなくなる可能性は高い。
自宅でも仕事がんばってましたなんて言い訳にすらならないんである。
記事の場合、漏洩させた原因とN氏は違うでしょ?という申し開きくらいはできるかもしれないが
そもそも会社のデータを自宅に持ち込むこと自体が許可されていないことがほとんどである。
(銀行なら口座情報なんかがあるので尚更)


もちろんセキュリティをゴリゴリに施して、並大抵のことでは情報を持ち出せなくする方法も無くはないが
作業がしづらくなったりPCが重くなったりと良いことは何も無い。
なのである程度のラインはセキュリティで保護するが、それ以上は基本的にその人の信頼に任せられている。


情報の漏洩というのはその信頼を失墜させる行為だからこそ、重大に騒がれるんである。



PS.最近街角アンケートのお姉さんに会わないかなあと街をウロウロしてるのですが、こういう時は中々声をかけてくれないんですよねー。にこやかにアンケートに答えつつ一緒に情報セキュリティについて語りたいと思っているのですが。