引越し会社

梅雨くらいに一度話を持ち上げたが、結局立ち消えになって今頃引越しをしようとしてるわけですが
今度依頼した引越し会社がなんか気になったので書いておく。


ここ数年ポンポンと引越ししてるので実は4社目だったりするのだけど、今回も引っ越し会社を依頼してみた。
大抵はWebサイトでの見積り依頼→訪問見積もり→訪問見積もりその場で引越し日時の確定(トラックが抑えられるかどうか)→引越し当日という流れ。
Webサイト上で荷物の数など入力して概算見積もりを出せるところもあるけど、大抵どこも訪問見積もりをしたがります。
(見積もり誤差が大きくて揉めるとお互い面倒なので)


余談だけれども、Webサイト上で入力したら各社に一斉に見積もりを出すサイトがあるが、よっぽど「時間がかかっても引越し費用を抑えたいんだ」という場合以外あまりオススメしない。
相見積もり取って安くできるのは確かだと思うけど、そもそもで上記したようにどこも訪問見積もりを要望してくるのでその対応がてんやわんやになってしまうことが多々。
個人的には相見積もりで値引きできる分より、その対応手間が割に合わないなあという感じ。


で、今回依頼した会社の見積もりがすごいというか徹底してたというのが本題。会社は多分名前出せば大抵の人は知ってるくらいのとこ。一応伏せるけど。
まあ訪問見積もり来て、これとそれとあれと・・・自転車ももって行きますかー?他にありますかー?くらいまではどこも一緒だし今回も変わらず。
んで雑多な荷物はダンボール換算何個分になるか見てもらって、じゃあトラックはこのサイズですねーという感じ。


ここで丁度トラックの押さえる段階で向こうの事務方が電話に出ず時間が空いたというのもあるだろうが
いわゆる「弊社の顧客満足度向上への取り組み」みたいなのを語りだしたわけです。
んでその流れのままうちで洗濯機の取り付けサービスがあるのでやりませんか、と言うわけです。


いやいや、水道のホースくらい付けれるよくらいの切り返しをすると
「そう思うでしょ?でもねよく考えてみてください。洗濯機の水道の栓って開きっぱなしなんですよ。(機構上洗濯機側で栓してる)なので、ホースの取り付けが甘くて取れたらどうなると思いますか?一面水浸しです。それがお仕事中に起きたらどうでしょう?補修にかかる費用も馬鹿にはなりません。うちでもこういう責任は取れないんで一般の作業員にはやらせないんですよ。だからプロを手配するんです。」
というわけです。で、比較対象も引っ張り出す。
「電気機器の配線サービスというのもあります。でもね、これはオススメなんかしません。線なんて誰でもつなげますよ。でもね・・・(以下洗濯機ホース話に戻る)」


(;'-')やべ、これ営業トークで脱帽だ。


そりゃ部屋の一角を自作PCで埋めてる人にオーディオ機器の配線サービスが必要なわけがない。
が、多分機械に疎そうな人には「機械壊すよりうちでやりませんか」と言うんだろう。
正直中年の営業畑一筋、会話のあちこちで見え隠れする体育会系の雰囲気で、うーんこれははずれな営業引いたかなと思いきや
ゴリ押し一つない営業トーク展開に脱帽でした。


で、ようやく向こうの事務方と連絡が付き、じゃあ日程はいつでこれで見積もり確定しますねーなんて話でまとまり
これで終わりかなーと思うと、「ちょっと会社に連絡入れますね」なんて電話をしだす。
こんな終わりがけのタイミングで?なんて思っていると、「会社の者が成約のお礼を言いたいそうなので電話代わって頂けますか?」と手に持った携帯を渡してくる。
いやいやお礼って変だなあ、なんて思って電話を代わると向こうの事務の人が
「弊社○○(見積もりに来た人)の見積もりにご無理を言ったり不満等ありませんでしたでしょうか?」とくる。


いや、うん、もう言うこと無いよ、いろんな意味で。
この人の個人技なのか、会社としての取り組みなのかは不明だけども、徹頭徹尾無駄なさすぎでした。
「××日に引っ越す△△(私の名前)と言えばわかるようにしておきますので、些細なことでも不明な点あればいつでもこちらの番号にお電話ください」と2回言われたので、恐らく事務の人は色々大変なんだろうなーなどと思いつつ
営業的な部分以外に後々見直してみればクレームを付ける余地が無いという点でも完璧だなあと思い知らされたわけで。


なんか業界最大手の実力を垣間見た気がしました。まあまだ実際に引越しする日は先なので本番はまだなのですが。