病的高品質

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2379
半導体に限らず年齢高いベテラン抱えている技術系だと結構聞く話な気がします。


余談ですが高齢ベテランの技術者はなんでもかんでも高品質に作れば売れると思っていて
高齢ベテランの営業職は勢いで押せばなんでも売れると思っている、というのが私のステレオタイプだったりします。


んで記事はやっぱり煽り気味に病気と書いているけども、個人的には品質の高さを捨てる手はない。
が、もちろん品質高ければそれが値段に反映されるので量は捌けない。であるならば生産量は小さくしておく。


が、生産量が小さい→沢山売れない→販促が進まない→認知されない→売れないでは話にならないので
グラフィックボードみたく同じシリーズ名付けてグレード差をつけて作るようにしていけばいいのではないかと思う。


ローエンド〜ミドルエンドの製品は一般小売に積極的に流していく流通を取りながら
ハイエンド製品は一部店舗とか、割り切ってオンラインでの受注販売限定にしても良いのではないか。
同じ冠付けた製品であればローエンドの宣伝がハイエンドの宣伝としても生かせる。


買う側もとりあえず欲しいとか試してみたい程度であればローエンドを買えばいいし
金額高くても頻繁に使うとか、ステータスとして欲しいのであればハイエンドを買えばいい。


作る側も技量の低い技術者はローエンド製品の生産に回りつつ色々勉強する。
後はステップアップで量産するローエンド製品ラインの技術者の管理に回る人や
ハイエンド製品を作る技術の道に走る選択肢も生まれると思う。


(まあこうやって整理するとグラフィックボードが2社の寡占状態になったのはある意味必然かもしれないなと
思ったりもする。まあグラボは製品流通がちと上記とは違うけど)


本来こういう考えを○○計画部だの経営企画部だのが本来考えるんだろうけど、日本のホワイトカラーは恐ろしくパッパラパーというネタもどこかで見たので結局そういうことなんだろう。


世界で通じるだとか日経が喜びそうな言葉は要らないが、不景気だのという以上に現状に危機感は必要じゃないかなあ。