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自殺予防キャンペーンとマズローの欲求階層の逆使用

最近は自殺予防キャンペーンと昇りを立てて人が何かを配っているのを見る。
相変わらず自殺が多い国柄であることには変わりないようだ。


ニュースに上がるような自殺には時折「生きている意味がない」という趣旨のものがあがる。
周辺環境事情なのか、哲学性の行きつく先なのか、なんか神様でも降りてきたのかよくわからないがそれでふわっと行ってしまうらしい。悲しいことである。


その原因を掘り下げていくと上記のように理由や背景が様々であり、それを捉えることは難しいと考える。
ならば「生きる意味がない」状態になった場合に、いかにして「生きたい」状態になるかを考察してみようと思う。


上記を考察する目安としてマズローの欲求階層に沿って考えたい。
また考察範囲を日本国に限定して考えたい。
以下参考

1.生理的欲求
 人間が生きていくために最低限必要な、生理現象を満たすための欲求です。食物、排泄、睡眠など、個体として生命を維持するために必要な基本的な欲求です。

2.安全欲求(安定性欲求)
 誰にも脅かされることなく、安全に安心して生活をしていきたいという欲求です。雨・風をしのぐための住居を欲するというものから、戦争などの争いごとのない環境で過ごしたいという欲求まで含まれます。食べるものに不自由しなくなると、次は安心して食事や睡眠を取れる場所が欲しくなるということです。

3.愛情欲求(所属欲求・社会的欲求)
 集団に属したり、仲間から愛情を得たいという欲求です。寝食が満たされると、誰かにかまってほしくなるのですね。

4.尊敬欲求(承認欲求)
 他者から、独立した個人として認められ、尊敬されたいという欲求です。今度は、かまってもらうだけでなく、自立した個人として尊重されたくなるわけです。

5.自己実現欲求
 自分自身の持っている能力・可能性を最大限に引き出し、創造的活動をしたい、目標を達成したい、自己成長したいという欲求です。社会的に成功を収めた人が、社会貢献活動をするのはここに入るかもしれません(一部あるいは多くの人の場合、尊敬欲求として動いているでしょうが・・・)。

from http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/maslow.htm


本来欲求階層は1が満たされることにより2が発生し、2が満たされることで3が発生し…というものであるが
「生きている意味がない」状態はこれら2〜5が失われた状態であると想定される。
(食事や睡眠は前日まで行われるであろうという想定から1は除外する)


では「マズローの欲求階層の逆使用」とは、
2、安全欲求を一時的に満たせないような状態に置くことで
自らの内にある安全欲求を呼び起こし、それを実際の危険に及ぶ前に充足することで3、愛情欲求の状態にまで移行させるという手段である。


現在の日本に置いて概ねの場所において2、安全欲求を満たせていると想定される。
そのため本人もしくは本人の周囲の人間が意図的に安全欲求を満たせる状態を解除する必要があると考える。


ある程度安全が保証されながら且つ手軽な手段としては遊園地の絶叫マシン等が考えられる。
また法規的問題を内包するが、法定速度を著しく越えた暴走行為なども考えられる。


また上記の代替手段であり、軽度に安全欲求を満たせない状態として下記のようなことが例として考えられる
・未知の土地への旅行
・夜の街
・映画等の非現実への没頭


本考察におけるアプローチはただ自殺をするなであるとか
その自殺の要因を特定し排除するという観点ではなく
「安全な場所の中で死にたい」と主張する者たちへ
「危険の中を生き抜く」という劇薬治療的なアプローチであることを付け加えておきたい