SSDの選び方観点とか

http://www.ocztechnology.com/ocz-agility-3-sata-iii-2-5-ssd.html
今回はOCZ 60GBのSSDに。お値段手頃だけど容量少なめ。
I/Oスペックは以下の通り。

Max Read: up to 525MB/s
Max Write: up to 475MB/s



んで、今回これを選んだのはセールで安かったのと、I/O速度が並んでいた中で早かったから。6700円くらい。容量大きくて同じ値段になるとReadが300MB/sくらいの物になるかな。


SSDIntel製が最高峰?らしく、他社同等品と比べると1、2割高め。品質は折り紙つきらしいけど、使ってないので知らないです。


次点がどうもPLEXTORっぽい。5年保証あるみたい。うちが3年弱で撃沈したこと考えると選択肢に含めて良いかもだけど、店頭にあるのが128GB容量からで価格がうーんってことでパス。
あとは有象無象のメーカーあるけどブランドより純粋にスペックだけ見て買ってます。


ちなみにSSDにキャッシュメモリ搭載型があるようだけど、SSDのI/O速度でDRAMのキャッシュつけたところでHDDに比べて効果が薄いので無しでいいやと考えています。




SSDを選ぶ時の観点は I/O速度 > 寿命 > 容量 の順番で重視しています。
容量が一番低いのはHDDとコンビ運用で、大半の滅多にアクセスしないファイル類はHDDでOKなので。
次点が寿命なのも、SSDが壊れてもOS以外は消えないので、手間以外ロスは少ないからです。


SSDの運用、とりわけ対故障対策としては
http://d.hatena.ne.jp/rook5963/20090329/p1
また、原則Program files配下のインストールソフト類は全部HDDに持って行ってます。
この辺は容量大きいSSDにすれば全部収められると思うけど、頻繁に使うソフトとIEだけはSSDに入れて後は全部HDD側です。


IEをSSD側指定なのは、HDDが止まった場合にSSD単独でOS起動して調べもので使うからです。
同じ理由で頻繁なファイル書き換えがあるユーザプロファイル(Usersフォルダ)もSSDに置いてあります。
逆にFirefoxはバイナリ本体はHDDに置いといて、履歴とかはSSDのプロファイルから読んでいることになります。


Program FilesをHDDにしておいたところでSSDが止まった場合はレジストリに登録情報持つソフトは全部インストールしなおしなので、その辺がうまく処理できるようになるとリカバリは楽になるかもです。


HDD側にもOS入れといてSSD異常時にHDD単独起動とかも考えたけど
DVDブートかUSBブートのOSのが取り回ししやすいだろうということでパス。




SSDで信頼性向上を考えるなら、SSD-RAID1がぱっと思い浮かぶけど
多分ディスクイメージを都度外付けHDDに吐いて、壊れたらそこからリカバリのが良い気がしています。
無停止レベルの信頼性求めるならSSDよりSASのHDD持ってこいだろうし。
現状のSSDだとデータ保全性犠牲にして高速化求める箇所に使うのがベターかなと思ってます。


SSDの高速化でRAID0とか高速化特化運用も一度考えたけど極論メモリ積みまくってRAMディスクにしてしまえば無用の長物になるので、SSD-RAID0は位置づけ微妙な気がしています。


データ保全を考えるとHDD(+RAID1)になるし、高速化特化にするとRAMになっていくしで
そこら辺だけ考えるとデスクトップでのSSDの使いどころはちょっと中途半端だなあと思っています。
携帯性重視でデータは全部クラウド扱いのシンクライアントもしくはそれもどきなら
HDDより衝撃に強い特性があるので一番向いているんだけども。