Winny問題について思うこと

ピンポーン


「こちらで肖像権違反幇助の疑いのあるソフトが開発されていると聞いた。少し中を見せてもらうよ。」
「いや、そんなものは作っていないぞ。ネットワークを介して仕事場にいながらも自宅の様子を見られるソフトを作っているんだ。」
「映像に写ろうとしない者を写す危険性がある。立派な幇助である。」
「それは自宅を訪ねてきた人全員に写していると伝えなきゃダメのか?」


「じゃあわかったよ。自宅の玄関に監視していることを書いた紙を張っておくよ。それでいいだろ?」
「それでも認められない。貴方のことを何も知らない人が窓から入ってくるかもしれない。」
「それを捕まえるのが警察の仕事じゃないのか?」


「では証拠としてこのパソコンは押収する。警察の方で専門家に見せてしっかりと調べさせてもらう。」
「わかった、わかったよ。ところでこのソフト、まだ未公開なんだ。押収した以上、外に漏れてもらっては困るんだよ。
だからコピーなんかしないでくれよ。」
「もちろんだ。警察はそんなことをしない。」
「ではこの電源の落ちたパソコンのハードディスク内にある私のソフトを、パソコンに電源を入れてソフトを起動することによって
ハードディスクからメモリにコピーされるね?それも禁止だよ。
ちなみに別のパソコンに私のパソコンのハードディスクを接続して起動してもダメだよ。そのパソコンのメモリにコピーされるから。
では私のソフトを起動することなく、ソースコードも表示することなく存分に調べてきてくれ。」


※この内容はフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係ありません。
Winny問題からインスパイアされただけであり、決して何かの事象を批判するものではありません。