増えるしがらみ

ここ数ヶ月お世話になってたお手伝いさんが早ければ今日で終了、
出られても来週で終了とのことらしい。


うちのギルドで固定的に雇っていただけの関係と言えばそれまでで
ドライに付き合えばそれまでだったのかもしれないけど
それ以上に不備だらけの中で、色んなやり方を提案してくれたり、またそのために尽力して頂いた。
特にみんなが気の回らない部分を責任持って果たしてくれた点は感謝しきれないと思う。
接する時間が短いから信頼関係はあったのかなあ、なんて思うことはあるけど
少なくとも私は担当した箇所を任せられるため、信頼を置いて接してきたつもり。


こうしてまた来週からも戦いは続いていくわけだけど
徐々に、でも確実に私にとっての戦う理由は変わりつつある。
ただただ最強とか、ひたすらに勝利をとかじゃなく
もっと泥臭くって真綿のように絡みつくのに鎖のように切れないモノ。
気が付けばそこにあるのに、欲しいときには中々なくて、でも時々振り払いたくなってしまうモノ。
それがあるから私は戦いへ赴く。
このまま進んでいけばきっとがんじがらめになって身動き取れなくなってしまう日がくるのかな、なんてよくわからない漠然とした不安だけがある。
それが嬉しいモノなのか悲しいモノなのかもよくわからない。


それでもできることはある。
感謝をしよう、力を尽くしてくれた仲間のために。
そして見送ろう、旅立つ仲間のために。
物語の世界じゃきっとありふれてて、もう見飽きた1ページかもしれないけど
私にとっては血の通った大切な1ページ。
それを大切にここへと刻む。