ソニー・デル?

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/108/
前半の分析は全然良いのだが、後半の5Page目辺りからがちとひどすぎる。


1.観点がPCのみ
題名がPCメーカーとしてしまっているが、サーバの売り上げ観点抜きで論を結んでも、的を射てないと思う。
PCより単価がゼロ二つくらいは多くなる製品なのに、メーカー自体を図る指標として無視はできないと思う。
名前が挙がってるほとんどの会社は自社のブレードサーバ売るのに躍起になってて
これを買わせると、増設の際は漏れなく自分のとこになる囲い込みができると評判なんだけど。
(NECのエンクロージャに富士通のブレードは刺せない)


2.ターゲット層が違うのを並べてしまっている
PCも家庭向けとオフィス向けは、かなり構成が異なる。
ソニーや国内有名メーカーは大半家庭向けのマルチメディア機能やデザイン重視だけど、
DELLは主力がオフィス向けの、ソフトを動かすための快適な環境や壊れにくさ、サポートしやすさ重視。
シェアNo1を語るための提携はあるかもしれないが、あまり提携しても意味のなさそうな組み合わせに見える。


まああとは「デル・モデルの陳腐化」が意味不明とか
(目新しくなくなって、売り上げが右肩上がりにならなくなったら陳腐化ですか?)
PC分野にブランドが通用するのか謎とか
iPod出る前のAppleってブランドは良かったと思うけど、Windowsにシェア奪われて傾いてなかったっけ?)
DELLって故障通知LED実装のために、マザーボードBIOSはオリジナルのはずとか
(ちなみにNECのPCは自作PC用マザーと同じBIOSだったので、全メーカそうとは限らない)
末尾なんぞ論理の飛躍どころか、妄想でしかない文章になってるんだが。


NECのPCの宣伝なのかIntelのCPUの宣伝なのかよくわからんCMは結構見たので
こういう分析出すのは全然良いのだけど、提携してブランド作ってシェアNo1ヒャッホーっていうのは「日経能」とでも呼ぶところですかね。
(敢えて日経脳じゃなくて日経能。提携・ブランド・シェアNo1ってところが得意で、独自性が薄いってか時折否定してる。ついでに能くらい古典の手法に見える今日この頃)


日経BPのSAFETY JAPANの記事は個人的に良記事多いと思ってるので、得意分野生かしてしっかり書いて欲しいなあ。