この世に楽しいものはあるか?

足しげく見て頂いているようなので、ちょこっと言及してみる。


「この世に楽しいものはあるか?」という問いに対して私は「無い」と断言できる。
その証明は簡単だ。私が楽しいと思うことが貴方にとって楽しいとは限らない。この1点である。


どんなに楽しい道化師を見たってつまらないと感じることはできるし
どんなつまらない作業でも楽しむことは可能なんである。


目の前のもの自体が楽しいかつまらないかを決めているのではなく、そうと見ている自分がいるだけなのだ。
なので冒頭の「この世に楽しいものはない」は「この世につまらない(と決まっている)ものはない」と言い換えることができる。


それはまた「この世に楽しめないものはない」という考えを導くことができる。
求められるのは自らがいかに楽しむかのスタンスである。


そして目の前の出来事からいかに楽しみを見出すか、という楽しみは
今の私に尽きること無い楽しみを与えているのである。