ホワイトカラーにもセル生産方式

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091012-00000001-president-bus_all
17号と18号を吸収してパワーアップすることではない。


よくよくありがちな会社組織のデザインとして機能や役割単位で部署を区切ってるけども
製造方式に照らし合わせてみるとこれってライン生産方式だと思うのです。これをセル生産方式に再編成したらいいんじゃないかなーと思ったりしてます。


ライン生産方式では、基盤を組む人、結線する人、梱包する人・・・という感じで一人の人がひたすらに同じ作業を繰り返して生産性を上げる方式に対して
セル生産方式では、一つの製品に対して一人の人が最初から最後まで作るという方式。


よくよくありがちな営業部、技術部、総務部、経理部とかじゃなくて
関東部、関西部、東北部・・・という感じに顧客カテゴリごとで部署を区切って
営業系・技術系・総務系をその中に混在させてしまう。(経理はさすがに独立しないと無理かもだが)


ただこれをするとこれまでと逆に営業同士、技術同士など同じ役割の人がバラバラになってしまうので
そこをフォローする必要はある。
ロープレだの勉強会だのでもいいし、マトリクス型組織にしても良いかと思うが。


ライン生産方式だと一人の人が小さい範囲の仕事内容を習得すれば一人前になるため、教育が早く単純作業化するため効率が上がるものなのだが中の人は全体が見えず単純作業なため飽きてモチベーションの維持が辛いという側面がある。


それに対してセル生産方式では工程を広く把握できるので、作り出した物が完成していく様が見れるため
モチベーションを維持しやすい。(逆に幅広く色々できないとダメなのだが)


顧客の注文に無茶な注文取りやがってとボヤく技術系がいれば、傍ではそういう仕事でも取っていかないと回らないんだよという営業系が居たりする。
ぶちぶち言いながら仕事をするのも一興かもしれないけど、どうせなら対顧客に向けて一緒にやった方が少なくとも
お互いの認識不足からくる本来要らないはずのストレスからは解放されそうな気がするのだけど
どうなんでしょうねー。


まあ機会があれば試してみたいところではあります。