大阪橋本独裁
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111128-OYT1T00962.htm
ワンマン・独裁・トップダウンを毛嫌いする風潮ありますけども、いいんじゃありませんか?
ヒトラーとか絶対王政でネガティブイメージが付きやすいけども
実際意思決定の際に、徹底した合議制を敷くとわずかな反対があれば全て止まってしまって動かなくなるし
多数決を使うと少数意見者に悔恨というか火種を残すことになるのです。
説得し説明して回ってとできれば理想的なのだけど、時間に限りがある以上は理想の域を出ないです。
なので、某所で適用していた意思決定モデルは大統領制をちょいワンマン寄りにカスタム化したものを使ってました。
週1回イベントがあり、そこに結構な人数が動員されるのですが、毎回仕切り役が必要で決めた方針等を
全員に展開する必要があるのですが、ボトムアップされる意見もあり、ここと相反すると調整が中々骨だったりしました。
最初は合議制で進めていたのですが、毎週打ち合わせるのに3時間とか、まあぶっちゃけやってられないわけです。
緩いつながりでもあったので、少数意見を抹消する多数決は出来る限りさけて、全員の了承を取るようにしてました。
(そうしないと気に入らなければ不参加、とかが普通の環境です)
そんなのが続くとリーダー級が全員疲弊してしまっていたので、カスタム大統領制を提案しました。
●事前準備
1、仕切り役は毎週選定される。原則誰でも立候補可。
2、仕切り役はその週の事案について素案を出し会議にかける。
3、会議では幹部級がレビュアーとなり案にコメントをつける。反対の場合は対案付きが望ましいが必須ではない。
4、レビューを受けて仕切り役は素案を修正し正式案とする。但しレビュアーから反対があっても仕切り役の一存で自分の考えを押し通すのは可。
●実施
1、実施中は原則仕切り役に一任し、幹部級、実動員共に実施中は全て指示に従うこと。仕切り役以外から提案は可だが、採用されるかは仕切り役の一存で決まる。
2、状況連絡は可能な限り客観的に仕切り役に伝えること。提案がある場合は、状況連絡の後に提案の旨を明確にした上で伝える。
●反省会
1、実施を受けて、仕切り役の指示や案について幹部級、実動員でコメントを付ける。
仕切り役はそれらを受けて次回仕切り役指名時に反映する。
概要として、仕切り役が大統領相当、幹部級が議会相当になります。
事前〜実施までは仕切り役に大きな決定権を持たせますが、反省会でフルボッコにする流れです。
総動員でフルボッコな意見が飛び出すと、ゴメンナサイゴメンナサイモウシマセンと泣きながら反省会を過ごし、その後全速力で卑屈になれます。
1週の単フェーズで考えると、気に入らないことがあったら反省会でボコボコにできる素敵仕様なのですが
あまりに反感を買うと翌週仕切り役に抜擢され逆襲されるので、皆さん紳士なコメントが多かったですw
メンバーに恵まれた点は多いに否定できませんが、この仕組みで常にフィードバックを出しながら進めると
チームとしてのスペックを高い状態で維持できていたと自負しています。
事前準備4や実施1で仕切り役の実質ワンマンにしているのは、時間の都合ただ1点です。
何度も会議をする時間は惜しいし、実施中は仕切り役の指示が止まると全部止まってしまうので
その指示が正しいかどうかよりも指示が出てこない方がヤバいのです。
*1
実際、指示の妥当性をその場で揉め始めて無駄な時間になった反省からワンマン化させています。
考案時に悩んだのですが幹部級の多数決で拒否権を持たせる大統領制のルールはここでは削除しました。
が、どうしてもワンマンオンリーだと仕切り役以外の不満が溜まるので反省会で全て叩きこめという仕組みです。
(#゚Д゚)<文句があるなら反省会で言え!!いくらでも聞いたるわ!!!!
と実施中にブーブー言ってる奴に怒鳴ったこともありましたっけか。
ちなみに1週の枠に収まらない、今後の全体運営方針みたいな議題については時間をかけて合議制にしてました。
ま、なのでワンマン・独裁・トップダウンも悪くないですよっと。
*1:ま、そもそもで指示聞かずに勝手に動く人も少なからず居るんですが。良くも悪くも。