叱らない親はいらない

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/149/
なんか読んでて、「えええー」って思ったので。


この著者の「しかる」の定義が違うと思う。(故にタイトルは漢字で叱るにした)
本来子供の良くない行動を制するのが叱るである。筆者は「怒る」と混同している。
ここを区別してかかないと、電車の中でギャーギャー騒ぐ子供が増える。


個人的なストレスを子供に当たるのは最悪だと思う。これは筆者と同じ。
しかし全部が全部優しく言い聞かされて育った子供なんぞ、ブレーキの壊れた自転車に等しい。
大きくなって自動車になったらさらに悪化である。


筆者は日記や言葉で伝えていけば、と説いているが、これは公の集団生活だから成り立っている気がする。お互い同じ屋根の下で生活してるなら口で言えばいいではないか。
虫の居所悪いときにしょーもないことを喋りかければ怒られることもあるだろう。
それはそれで人間関係の勉強ではないだろうか。そうやって空気読むこと覚えていけるようになると思う。


子供は言葉がわからない分だけダイレクトに感情を反映して生きる。
もちろん言葉を教えて理は教えていくべきであるが、子供を動かすときは感情に訴えるのが一番早い。
子供がだめなことをしたら怒りを前面に出して叱ってほしいと思う。
「他の人に迷惑だから」といくら言っても子供自身はそれを迷惑と感じなければ是正しないと思う。
それを優しくしか言えなかったり、ましてや日記で伝えていたら歯止めはどこで効かすのだろう。
何か悪いことをする→怒られる→怒られたくない→悪いことをしなくなる。小さいうちはこれでいいではないか。
大きくなればこれがなんで悪いことなのか見えてくると思う。


子供が泣かすのが嫌なら、それは親として愛情が足りない。
泣こうが騒ごうが子供のためと思うなら、それを実行してこそ親の愛情ってものではないだろうか。
結果子供が親を遠ざけることになったとしても、それは親の責務を果たした結果である。
そういったリスクも背負いこんでやろう、子供のためならば。と言えるかっこいい親はいないものか。


じゃあ自分がなれよ、と言われそうなので
その場合はまず相手の紹介よろしく:P